・FUMIYUKI BEPPU Collection 2024 コンセプト

FB Collection2024のコンセプトは、「シンプルで革新的なデザイン」です。サイクリングジャージにおける芸術性、歴史、そして未来への可能性を表現するため、アジアとヨーロッパの感性が融合しました。

別府史之氏監修のもとデザインされたジャージは、用いられているモチーフひとつひとつに全て意味が込められています。

象徴的な〇□△の図形

〇□△は世界中で至る所に存在する形状ですが、それぞれで異なる意味を与えられて用いられています。シンプルな形状ですが、ジャージに大胆にレイアウトすることで革新的なデザインへと仕上げました。〇はビブショーツに、△はジャージの背中に、そして□は胸に配されており、トータルでコーディネートすることで本当の意味が表現できるよう意図されています。

背面の三角形は直線道路をまっすぐに走っていることを表現していて、新しいコレクションとともに迎える別府氏とEKOIのストーリーをモチーフとしています。また、ビブショーツの○はサークルや車輪の輪をイメージしています。

書道

書道の精神もデザインに取り入れられました。書道は東洋を代表する芸術形式であり、古代から存在し、文字を通じて自己を表現します。書道は心の鏡とも言われており、多くのサイクリストが洗練されたトレーニングで鍛錬する姿は、書道の精神に通じるものがあります。

腹部あたりにあしらわれた赤いQRコードも、書道の落款をイメージしています。

鏡文字でデザインされた「MON AVENIR」

書道の「心の鏡」という精神を表現するため、鏡文字でデザインされています。「MON AVENIR」は「私の将来」を意味します。既成概念に縛られない将来を目指すため、物理的、精神的な芸術性が高い鏡文字でデザインされています。文字の色も墨からインスピレーションを得ており、四角の枠からはみ出したデザインは別府氏の「型にはまらない姿」を表しています。

ACROSSトーチ（たいまつ）

別府氏が少年期から所属していたクラブチームのウェアに使われていたトーチのモチーフがポケットの中にあしらわれています。サイクルジャージのポケットの中に隠されたモチーフは、トーチが東京からパリへとACROSSするという2024年モデルに相応しいシークレットデザインとなっています。