SIDI(シディ)のサイクリングシューズは、イタリアの本社工場とルーマニアの工場の2カ所のみで作り上げられます。厳しく品質管理がされ、限られた工場でのみ製造が可能ですが、他社が取り入れているオーバースペックとも言える最新のテクノロジーすべてを取り入れてはいません。
それでもなぜ、世界中のサイクリストの多くはSIDIを選び続けるのでしょうか?
創設者のディーノ・シニョーリ氏は、こう述べています。
「完璧なシューズを1足作ることが出来れば、私は真の幸福を手に入れたのと同じだと考えます。軽さを追求したり、トレンドに合わせたデザインで作ることで人気を得ることは簡単です。シューズダイヤルも他社から簡単に手に入ることも知っています。実際に多くの国や企業がSIDIのシューズを作るために訪ねてきてくださいました。しかし、それではいずれ本質を見失うでしょう。ダイヤルを含め、独自のパーツを開発することで、長く履き続けることができるシューズ作りに取り組んでいます。また自社のスタッフが一つ一つの製品に責任を持ってものづくりに取り組んでいます。それこそが、SIDIシューズのこだわりで、完璧なシューズを1足ずつ作る方法なのです。」
常に研究を続け、進化や革命を起こす。長く大切に履き続けることができるシューズづくりを行なっている。これこそがSIDIが選ばれる理由です。
世界中の多くのトップライダーやサイクリストたちがバイクの重量にこだわり、軽さを求めてきました。
しかし、SIDIのシューズは最軽量にこだわりを持っていません。
では、重さにこだわるライダーたちが、なぜシューズに対しては最軽量を選ばないのでしょうか?
それはSIDIのシューズには、履いた瞬間から足に馴染むフィット感があるからです。フィット感を得られる理由は本社工場に保管される、数え切れないほどのラスト(足型)が物語っています。図書館の本棚のように並べられたラストは、さまざまな足型を研究するのに役立ってきました。
シューズが足にしっかりとフィットすることで、重量感を感じさせず、脚のコンディションを素早く引き出すことができます。これは、数多くのトップライダーに勝利をもたらしたことで、その高い性能を証明しています。
SIDIを使用するライダーは、シューズ選びで悩むライバルへこう言います。
「SIDIを使ったことがないのか?」
世界で活躍するライダーたちは、自らのパフォーマンスを最大限に発揮してくれるシューズを選びます。
そして、ユーザーの中にはイタリアの本社工場に訪れるライダーも少なくありません。それは契約書にサインするためではなく、自分が愛用しているシューズがどのように作られているかに興味を持つからです。そして、SIDIのシューズが多くの人の手で作られ、一足一足が丁寧に、そして時間をかけて作られていることを知ります。
トップライダーたちはSIDIのシューズづくりへこだわりを知り、改めて最高のパフォーマンスを発揮するSIDIの魅力に気付かされます。