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SAFETY LABS 2024.07.16

自転車ライフを安心安全に楽しむ為の、自転車用ヘルメットの正しい選び方。

自転車ライフを安心安全に楽しむ為に、万が一の事故・転倒に備えてヘルメットの着用がとても大切です。

現状ヘルメットは努力義務ですが、自転車の死亡事故の約7割が頭部への致命傷と言われております。

また、自分の頭に合ったヘルメットを着用しないと、転倒時に頭部から離脱する恐れも。自分に合ったヘルメットを正しく着用する事で事故の死者数が4分の1まで下がるという結果も報告されております。

特にロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車は、シティサイクルよりもスピードが出て、転倒時の怪我のリスクが高まります。大事な命を守る為に、まずは自分に合ったヘルメット探しから初めてみませんか。

今回は、現状ヘルメットをお探し中の方〜これから着用を考えている方必見の、自分に合ったヘルメットの正しい選び方についてご紹介いたします。


step①「自分の頭サイズを計測しよう!」

まずは自分の頭のサイズをしっかりと把握する事がとても大切!

サイズが合っていないヘルメットを無理に使用すると、転倒のはずみでヘルメットが脱落したり、圧迫による痛みや不快感を感じる恐れがあります。

頭のサイズは家にある物で簡単に計測が可能なので、早速計測してみましょう。

■1人で計測する場合

「用意する物」
・紐
・定規

1人で計測を行う場合は、適度な長さの紐を用意し、頭部外周を眉の上・耳の上・後頭部の一番高さがある部分を水平に結び、紐の接点に印を付け、測り終った後に定規で長さを計測します。

■2人で計測する場合

「用意する物」
・メジャー

2人で計測を行う場合は、メジャーをそのまま頭部外周に当て、眉の上・耳の上・後頭部の一番高さがある部分を水平に長さを計測します。

計測した頭囲に合わせて、ヘルメットを購入される際は必ず自分に合ったサイズのヘルメットを選びましょう。


step②「自分の頭の形状を理解しよう!」

自分の頭のサイズが分かったら、次に重要なのが自分の頭の形状をしっかりと理解する事もとても重要!

サイズが合っていても頭の形状に合っていないヘルメットを選んでしまうと、装着した際に違和感を感じたり、安全面でも支障が出たりとせっかく購入したヘルメットが台無しになる場合も。

なので、自分の頭の形状をこの際にしっかりと理解しましょう。

頭部の形状には、個人差がありますが大きく分けて2つの形状がございます。

日本人などの一般的にアジア人は、ほぼ円形に近い丸い頭部形状が特徴で、側頭部が張り出している「横長型」の形状が多く見られます。

反対に、欧米人などに多い、側頭部が狭く額・後頭部が張り出しており、頭部が縦長に近い形状が特徴の「縦長型」の形状がございます。

【ヘルメットのモデルを理解しよう!】

ヘルメットのモデルには大きく分けて3つのモデルが存在します。

①アジアンフィット
アジア人が多い「横長型」の形状にフィットした全体的に円形に近い形状のモデル。

②ユニバーサルフィット(グローバルフィット)
最近増えてきている新しい形状で、縦横のバランスを整えたヨーロピアン〜アジアンフィットの中間の形状に近いモデル。

③ヨーロピアンフィット
側頭部の広がりを抑えた「縦長型」の形状にフィットした全体的に縦に長い形状のモデル。

各形状のおすすめモデルは?

■横長~やや縦長の場合…

日本人に多い「横長型」の形状にフィットしたモデル「アジアンフィットモデル」か、縦横のバランスが整った「ユニバーサルフィット(グローバルフィット)モデル」がおすすめ!

■縦長の場合…

側頭部の広がりを抑えた「縦長型」の形状にフィットしたモデル「ヨーロピアンフィットモデル」がおすすめ!

実際に販売店や自転車イベントなどで着用の機会があれば、両モデルを着用してみて自分の頭にフィットするモデルを覚えておきましょう。


Check POINT!「ヘルメット選びのチェックポイント

ヘルメットには多数の機能が備わっているモデルがあります。ヘルメット選びの際にあれば便利・安全なおすすめ機能をまとめてご紹介。ヘルメット選びの際に是非参考にしてみてくださいね。

軽量モデル

軽量モデルは頭部にかかる負担が軽い為、長時間のサイクリングによる首や肩の疲労蓄積を軽減し、より長く快適なライティングが可能になります。

ベンチレーションホール

空気の流入口を広く取ることでヘルメット内部への通気を促して、蒸れを防止します。効率よく熱気を外部へ放出し、夏場などの暑い時期でも快適な装着感を保ちます。

ダイヤル調整システム

後頭部辺りに備え付けられている調整ダイヤルを回すだけで、簡単に頭部形状に合わせてフィットさせることができる大変便利な機能です。

防水LEDライト

視認性が低下する夜間でのサイクリスト、自動車のドライバーからの視認性を上げる事ができ、自転車・自動車の背後からの偶発的な衝突のリスクの低減に繋がります。

■安全性を示すマーク

各国ではヘルメットの安全性能を定めた基準を設けています。

安全性能の基準をクリアしている製品には、その証しとして製品には必ずそのマークを貼付しています。自転車用ヘルメットを選ぶ際は、これらのマークをしっかり確認しましょう

SGマーク(一般財団法人製品安全協会の安全認証)、JCFマーク(公益財団法人日本自転車競技連盟の安全認証)、CEマーク(欧州連合の欧州委員会の安全認証)といった安全認証マークに加え、より安全性が増す「MIPS」などの保護システムを搭載すたモデルに今注目が集まっております。

MIPSとは?

MIPSとは「Multi-directional Impact Protection System」の略で日本語にすると「多方向衝撃保護システム」です。

ヘルメットの内側に1mm以下のレイヤーが入っており、万が一転倒し地面にぶつかった際に、ヘルメット内側のレイヤーが10~15mm程動く事により衝撃を逃し、頭部・脳への直接的な回転エネルギーを軽減する仕組みとなります。


最後に、重量やデザイン、着け心地もブランドによって大きく異なるので、気になるヘルメットが見つけたら、お近くの販売店やイベントなどで実際に一度着用してみて安全性や快適さを重視し、自分に合ったヘルメットを選びましょう。

自転車ヘルメットは、着用義務は現状ありませんが、頭部の損傷を防ぐために必要不可欠なアイテムです。

自分や大切な人が事故にあってから後悔する前に、自分に合った最適なヘルメットをしっかり着用して、自転車ライフを楽しんでください。

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