CHALLENGE 2019.12.01
Raphaスーパークロス野辺山出展報告
11月23日と24日の二日間、長野県南牧村にある滝沢牧場で開催されたRaphaスーパークロス野辺山の出展レポートをお送りします。
会場の雰囲気が伝わりやすいよう写真メインでお伝えしていきます。
23日はシクロクロスレースでUCI1カテゴリーのエリートクラスが設定されている日本唯一のレース。
と言っても子供達が走れるキンダーガーデンカテゴリーやアスレチック遊具など子供が楽しめるのも本イベントの特徴です。
親子でそれぞれレースに参加されたご家族が多く見受けられ、和やかなムードが漂う日中という感じでした。
会場のムード作りと言えばメインステージ袖でBGMを選曲していたDJも見逃せません。
70〜80年代のNYアンダーグラウンドディスコ中心で、レースではオールドロックをチョイスする独特の雰囲気を演出していました。
渋谷の某ショップでCannondaleを担当されるM氏に遭遇。
カスタムペイントを施したCannondaleのシクロクロスバイクに廃盤となったチャレンジのFANGOを履いて参戦。
色味のトータルコーディネートが目を引いていました。
C2までのカテゴリーが早朝〜昼過ぎまでの間で順次開催され、
その後にエリートクラスは男子ジュニア、女子、男子の順で行われました。
女子エリートにチャレンジライダーで全日本チャンプの松本璃奈選手が出場。
序盤は2番手につけて首位の今井選手を追走していましたが落車に見舞われ最終4位でフィニッシュ。
来週末に愛媛で行われる全日本選手権連覇に期待がかかります!
松本選手の実弟で同じTEAM SCOTTに所属する松本一成選手はエリート男子ジュニアで2位という結果で将来が楽しみな選手。
ちなみにエリート女子2位でフィニッシュしたテイラー・ホワイト選手(アメリカ、Richard Sachs Cyclocross)も、
チャレンジタイヤを着用していたのを偶然発見したのでここにご紹介。
なかなか個性ある出で立ちで会場でも目立っていました!
そして男子エリート。前週の関西シクロのマキノステージで日本人最高位の2位でフィニッシュしたチーム弱虫ペダルの織田選手は8位でフィニッシュ。
コースコンディションに苦しめられたようですが調子は良さそうなので、来週の全日本はタイトル狙っていきますとのこと。
一昨年の全日本U23王者だけに活躍に期待がかかります。
3位表彰台を獲得したのは全日本U23チャンピオンの村上功太郎選手。
現役の大学生でまだあどけなさが残る村上選手ですがアグレッシブなレース展開は見ものでした。
今年の全日本選手権が地元愛媛での開催とあって、当然連覇を狙っているとのこと。
ちなみに村上選手の実弟の村上裕二郎選手はエリート男子ジュニアで見事優勝。
男子全日本チャンプの前田公平選手は日本人最高位の2位でフィニッシュ。
序盤に遅れが生じたものの落ち着いで着々と順位を上げて2番手争いで展開、
後続とのタイム差が縮んできたところでアタックし単独2位を維持した。
調子も良さそうで来週末の全日本選手権では連覇が期待されます!
そしてこの男、竹之内悠選手。小坂選手とのゴール側のスプリントで競り負け5位でフィニッシュ。
本レースには東洋フレーム製の新型チタンハイブリッドフレームを投入したとのこと。
序盤は一時トップに躍り出るほど調子の良さを見せていたが、前後輪パンクに見舞われトップからかなり遅れる展開に。
機材トラブルに見舞われたものの調子の良さが伝わるレース展開だったので、
来週の全日本で5年ぶりのタイトル獲得に期待がかかります。
かなり泥が深い区間もあったが全体のコースコンディションを見てチャレンジのBABY LIMUSの選択が功を奏したとのこと。
男子エリート優勝は、上の写真で竹之内選手の後ろで自転車を担いでいるチェコのエミル・ヘケレ選手が、
前週の関西シクロのマキノステージに続いて連続優勝。調子の良さが伺える力強い走りでした。
昨年と打って変わって泥の野辺山となり見応えのあったレース展開だったと思いますが、
みなさん洗車にはかなり時間がかかっていたようです。最長で1時間待ちだったとか…
このところ主要なレースで上位入賞する選手の顔ぶれも固まってきて、来週の全日本の優勝候補はかなり絞られた形となります。
チャレンジライダーがタイトルを維持できるよう皆さんで応援してもらいたいと思います!
翌24日に開催されたグラベルチャレンジについては追ってレポートをお届けします!